年代別の調査が公開
アメリカの名誉毀損防止同盟( Anti-defamation league)は、ゲーム内で嫌がらせなどのハラスメントを受けた人数や実態を調査した報告書を公開しました。
報告書では、全体のハラスメントの増加率とともに、主要なゲームタイトルのうち、どのゲームタイトルでハラスメントを受けたかを年代別に調査しています。
10歳〜17歳の若者
今回、10歳〜17歳の若者の間で、ハランスメントを受けたゲームタイトル1位にVALORANTがランクイン。2021年に続けて1位となっていますが、その数値は89%から85%と4%減少しています。
また、ハラスメントを受けた若者のうち、4分の1以上がそのゲームをやめたと報告しており、8%の人が学校の成績が低下したと回答。ハラスメントが実生活にも影響を与えることが明らかになりました。
18歳〜45歳:大人
18 歳〜45歳の大人での結果を見てみると、VALORANTはハラスメントを受けたタイトル2位にランクイン。2021年は1位でしたが、今年度は1位にCounter Strike、2位にValorant、3位にPUBG: Battlegroundsという順位になっています。
1位 Counter Strike:86%
2位 VALORANT:84%
3位 PUBG: Battlegrounds:83%
4位 League of Legends:81%
5位 Call of Duty:80%
6位 Dota 2:76%
7位 Grand Theft Auto (GTA):76%
8位 Fortnite:74%
9位 Overwatch:73%
10位 Apex Legends:72%
報告書では、ハラスメントを受けた時にどのような行動を行うかも調査。「無視をする」「しっかりと主張する」が多い結果となっています。
今回の調査は、ゲームタイトルの人気が結果に大きく影響を与えるものとなっており、一律に比較することはできませんが、ゲーム上でハラスメントなどの行為が少しでもなくなるように祈るばかりです。また、Riot Gamesはゲームチャットにおいて悪質な言動を検知し対抗する試みを行うと発表しており、ハラスメントに対して対抗する姿勢をみせています。
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