チームとリーグ運営が財政難に
現在、世界各国で開催されているVALORANT Challengerリーグ。日本でもVCJ2023 Split2が開催中ですが、フランスで開催中のVALORANT Challengersリーグで、チームや放送主催者が選手やキャスターに給与を払えず、苦境に立たされていると海外メディアが報じています。
チームの財政難
フランスのVALORANTシーンを取材しているジャーナリストのCorentin Phalip氏とLucas Jacque氏のレポートによると、VALORANT France Challengersリーグに参加していた「Sector One」「HEET」「beGenius ESC」のチームは財政的な問題を抱えており、選手に対して合わせて5万ユーロ(約705万円)近い未払い金」を負っているそうです。
beGeniusの元マネージャーはTwitterで、支払い遅延が頻繁に起こり、組織の経営陣が 「チームの財務状況について嘘をついていた 」と述べていると報道されています。
リーグ自体の財政難
また、リーグの主催者であるFreaks4Uも同じ問題を抱えており、キャスターに3万ユーロ(420万円)以上の借金があると報じられています。
こうした問題はVALORANT France Challengersリーグにおけるスポンサーシップの減少に起因。
リーグに入る資金の不足が、Freaks4Uのキャスターへの支払い能力に影響を及ぼしていると思われ、Freaks4Uの副社長は、この問題は「世界経済の現状」とその「esports業界への影響」であると述べています。
また、今後の対応に関しては、「給与プロセスを合理化するとともに、(同社の)パートナーに対してより透明性の高い、より良い全体的なコミュニケーションを提供する」と発言しています。
先月には、VCT2022:North America運営組織「Nerd Street Gamers」が財政難により給料未払い問題が発生していることが発覚。また、「Cloud9」もyay選手を放出しロスターを変更するなど「財政コントロールに努めている」とコメントするなど各国でチームやリーグ運営の財政面での不安が高まっています。
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