【VALORANT】「FNATIC」大会期間中の休みは20日間のみ｜チームディレクターがVCTのスケジュールの問題点を指摘【ヴァロラント】

チームのスケジュール内訳を公開

イギリスを拠点に活動するeスポーツチーム「FNATIC」のチームディレクターを務めるCoJo氏は12月23日、自身のSNSで、同チームの2023年シーズンのスケジュール内訳を公開しました。

Was looking back at this year and thought it might be interesting for people to see how the most performative / active Valorant team spent its time in 2023.

Travel - 16 days (4.4%)
Home on Break - 113 days (31%) - *only 20 of those days are before the season ends, the other 93…
— FNATIC CoJo (@CoJoPM) December 22, 2023

今年を振り返ってみて、2023年に活躍したVALORANTチームがどのように過ごしたかを見るのは面白いかもしれないと思った。

旅行 - 16 日間 (4.4%)
自宅休暇 - 113日間 (31%) - シーズン終了前は20日間であり、残りの93日はオフシーズン
自宅リモート練習 - 71日間 (19.4%)
ベルリン - 92日間 (25.2%)
インターナショナルの大会 - 73日間 (20%)

年間の49.6%が「自宅」から離れている

不満や同情ではなく、私たちのほとんどが1年のうち50％近くも愛する人に会えない、あるいはごく限られた人にしか会えないということを示している。これは厳しいライフスタイルであり、特に若者にとっては、このようなストレスの多い時期に全員が適応し、彼らをサポートするコミュニティやチームを持つ方法を見つけることは、チームとして大きな課題である。

大会期間の休みは20日のみ

インターナショナルリーグの設立など2023年より新たなフォーマットが開始したVCTですが、2月-8月にかけて大会が相次ぎ、選手たちの休息が取れないというスケジュール問題が度々指摘されていました。

そのような状況の中、「FNATIC」のチームディレクターを務めるCoJo氏は、VCT LOCK//IN 優勝、VCT Masters Tokyo 優勝、VALORANT Champions 2023 4位と、全ての国際大会で好成績を収めた同チームのスケジュールの内訳を明かしました。

公開された情報によると、1年の約半分が大会で自宅を離れていることが判明。また、シーズン中の自宅休暇期間は、20日程しか取れておらず、過密な大会スケジュールの影響で選手たちへの負担が大きいことが指摘されています。

2025年に大会日程を改善予定

この問題に対し、VALORANTのeスポーツ責任者を務めるLeo Faria氏は自身のSNSで、「2025年からはスケジュールの変更が実施される予定」であることを明かしました。

Finally, I’d like to use this opportunity to give you a sneak peek into some of our plans for 2025. We don’t usually talk about things so far in advance, but I want to set some expectations. We’ve always been very intentional about having a healthy offseason that gives pros time…
— Leo Faria (@lhfaria) December 11, 2023

最後に、2025年に向けた私たちの計画の一部をこっそりお見せしたいと思います。
通常、これほど先のことまで話すことはありませんが、いくつかの期待事項を設定しておきたいと思います。
私たちは常に、プロに休養の時間を与え、チームにロースターを再編成する時間を与え、ファンにスポーツを楽しむ機会を提供する、健全なオフシーズンを過ごすことに細心の注意を払ってきました。
そのことに変わりはありませんが、私たちはカレンダーがこれでよいとは考えていません。
現在のカレンダーは、2月から8月にかけては少しタイトすぎ、9月から1月にかけてはまばらです。暑すぎるか寒すぎるかのどちらかです。
大会の数を増やそうとは考えていませんが、もっと間隔を空け、シーズン開始を早め、終了を遅らせることで、ステージとイベントの間に適切な呼吸の時間を与えたいと考えています。
2024年は、主にVCT CNの新チームに準備期間を与えるため、まだ遅いスタートとなりますが、カレンダーの変更は2025年から実施される予定です。
詳細は来年発表します。

過密なスケジュールに対し、一部の選手からは燃え尽き症候群になってしまうことも指摘されており、早急な問題対処が求められます。