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モンストの回答詳細
清少納言は今から1000年ほど前、平安時代にいた女性です。
主に『枕草子(まくらのそうし)』という随筆(身のまわりのことを書いたもの)の作者として有名な歴史人物です。枕草子には「春は夜が明けるころがいい」とか「人がねずみの鳴き声のまねをすると、雀の子が踊るようにしてやって来るのがかわいい!」といった、今でも「わかるわかる」と言えることが書かれています。
また、清少納言は一条天皇の奥さんである定子(ていし)の教育係としても有名な人物です。
清少納言の実家は文学的にとても恵まれた家で、お父さんの清原元輔(きよはらの もとすけ)、そしておじいさんの清原深養父(きよはらの ふかやぶ)は、それぞれ有名な歌人でした。こうした家族のもと、清少納言は高い教育を受けていたのでしょう。天皇の奥さんの家庭教師としては適任だったわけです。
ちなみに、「清少納言」という名前は本名ではありません。
定子に仕えるときに名づけられた「仕事用の名前」です。
・清=清原家出身
・少納言=身内に少納言という位の者がいた
この2つが名前の由来だと考えられています。
本名は「諾子(なぎこ)」だったとも言われていますが、よくわかっていません。
正確な生まれ年はわかっていません。お父さんは清原元輔(きよはらのもとすけ)という有名な歌人で、朝廷に仕える貴族でした。といっても、藤原道長のようなトップに君臨するような地位ではなく、貴族の中では真ん中ぐらいの地位です。
『枕草子』には300ほどの長短の文章がのっています。
そして、その内容は大きく2つに分かれます。
(1)自然や人間などを観察し、感じたこと
(2)定子に仕えるなかで見聞きしたこと
有名なのは「春はあけぼの」で始まる『枕草子』の最初にのっている文章です。
「春は、夜がほのぼのと明けようとするころがいい」という意味です。
このあと、
「夏は夜がいい」
「秋は夕暮れがいい」
「冬は早朝がいい」
このように、四季それぞれの好きな時間帯を挙げています。
また、定子のもとに仕え始めたころのことも記しています。
枕草子に書かれている事を簡単にご紹介すると「お仕えを始めたころ、気が引けることが多くて緊張で涙が出てしまいそうなほどだった」そうです。しかし、夜、定子と一緒に絵を見ているときに「着物の端から少し見える手が、とても美しい」と定子をほめたたえているあたり、緊張しているわりには冷静に観察していてすごいなぁと感心してしまいます。
『枕草子』のなかで、清少納言は定子のことをとにかく素晴らしい人とほめちぎっています。
以上のことから、イザナギ廻で使ってあげるとよいかと思います。
なるほどー イザナギ廻で使うために厳選しときます!