モンストについて質問してみよう。
※荒らし対策のため、初回訪問から24時間は質問できません。
モンストの回答詳細
大バッハは、バッハ以前の音楽のあらゆる要素(フランス・イタリア・ドイツ)・様式を集大成し、ありとあらゆる可能性を模索し、模範的かつ緻密な作曲技法を駆使してさまざまな多岐にわたる形態の作品を残したばかりではなく、その作品の大部分は、優れた作品として現代でも評価されているからでしょう。
形態別では、管弦楽組曲(フランス風序曲で開始しフランス、イタリア、ドイツ各国の舞曲の組曲)、協奏曲(ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲の編曲など)、室内楽(トリオソナタ)、器楽曲(平均律クラヴィーア曲集・オルガン曲・無伴奏チェロ組曲やヴァイオリンソナタなど)、声楽曲(世俗カンタータや歌曲)、宗教曲(マタイ受難曲・ロ短調ミサ曲・教会カンタータなど)、オペラは残していませんが(オペラ的な劇的作品としては「マタイ受難曲やヨハネ受難曲を残しています。)、ほぼその時代に存在した演奏形態すべてに亘っていると言ってもいいと思います。現代的な交響曲は、まだ確立されていませんでしたが、管弦楽組曲の序曲(シンフォニア)でその萌芽を見ることが出来ますし、幅広いジャンルに残された楽曲は、現在ではそのほとんどがクラシック音楽の傑作として評価されています。
大バッハの作品を現代の私たちでも全曲聴くことは至難のことでしょう。ぜひ全曲聴いてみたいし、聴くだけではなく味わってみたいものだとは、思います。でも、そんなことより、マタイ受難曲1曲を聴いてみればバッハの偉大さがわかると思います。
仮に大バッハが、この1曲のみしか作品を残さなかったとしても、バッハの名は永遠に不滅でしょう
大バッハすごい……(´⊙ω⊙`)
なんと素晴らしい説明‼圧巻です‼